会長挨拶

第41回日本乾癬学会学術大会
会長 高橋 健造(琉球大学 名誉教授)
大会のキャッチコピー:ちゅら島でぬちぐすい ヤッサー
この度、私ども琉球大学皮膚科が、第41回 日本乾癬学会学術大会を2026年10月10~11日の土日に、沖縄コンベンションセンターにて開催いたします。学会翌日の12日月曜はスポーツの日で秋の3連休であります。
例年の乾癬学会は8月の盛夏に各地で開催されてきましたが、今年は沖縄の強烈な紫外線を避ける意味でも、少し穏やかな晩夏の沖縄へ皆様をお迎えし、この学術大会を開催できますことを、医局員共々、大変光栄に思っております。晩夏といえども、沖縄はまだ泳げる気候ではあります。沖縄での乾癬学会の開催は今回が初めてで、昨年大盛況であった最北の札幌に引き続き、最南端の沖縄での開催となります。
2023年の西部支部学会のキャッチコピー(いちゃりばちょーでー!)に引き続き、県外の方には訳のわからない沖縄弁(ウチナーグチ)のサブタイトルでありますが、本学会では『ちゅら島でぬちぐすい ヤッサー』と、いたしました。
ちゅら島は文字通り、美しい島の意味です。学会日程に間に合うように、沖縄の歴史的シンボルでもある三年前に消失した首里城は、学会日前後には復興している予定です。ヌチ(命)・グスイ(薬)・ヤッサー(~ですね)とのことで、ぬちぐすいで、いのちの薬・長寿の薬。さらにヌチグスイヤッサーでは「ごちそうさま」の最高の褒め言葉でもあるそうです。そこで、今学会では乾癬と食事をメインテーマに、禁煙・生活指導や皮膚心身医学など、薬物治療以外の患者支援に手練れた専門家より学ぶ時間もございます。
文化講演は昨年よりニューヨークに住まわれている小説家の平野啓一郎さんにお願いしております。平野啓一郎さんは、私がアメリカより帰国し京都大学で勤務している頃に、京大法学部在学中に登壇しデビュー作で芥川賞を受賞し、その後も、毎作品が新たなテーマで文体も変わるという硬派な作家です。この会長挨拶を書いているのが4月ですので半年後の10月の学会の頃に、ニューヨークで何を感じて何を語ってくれるのか、楽しみです。
私共が企画した招待講演企画につきましては、いずれも仮題ですが、「何をどう食べたらいいのか、食事指導と禁煙指導の実際」「忖度一切なし!乾癬の内服・バイオを全て斬る!」「皮疹のない乾癬性関節炎を考える―参加者全員で目指すDelphiコンセンサス」「乾癬患者になったお医者さん」「皮膚とこころにアプローチ~皮膚診療に生かす皮膚心身医学療法」「マイクロバイオームと健康と病気」「炎症性皮膚疾患の美容」など、基礎から即臨床、ハードからソフト、話題の新薬から心理療法まで、幅広くお届けいたします。
乾癬に加え掌蹠膿疱症、化膿性汗腺炎、乾癬性関節炎、膿疱性乾癬に関する学会後援のワークショップや教育プログラム、朝・昼・晩に午後のお菓子のスポンサードセミナー、Janssen Psoriasis Award・UCB Research Grant Award・鳥居・帝國乾癬研究奨励賞の授賞式があります。特別講演、一般演題、セミナーともに、口演のご発表は全て現地沖縄の会場よりお届けします。
これまでの沖縄での学会同様に、医学・皮膚科の勉強だけではなく、学会中の土日ともオープンエアでの懇親会や後夜祭も準備しております。スポンサーである企業からの参加者も含めスーツやネクタイ、マスクなどは全く必要なく、アロハやかりゆしウエアなどリラックスした服装で参加ください。
学会期間中は多数の音楽やお酒、沖縄料理などサプライズの出し物もあるかと思います。コングレスバッグも前回同様に沖縄のデザイナーのMIMURIさんによる、カラフルで楽しいバッグを作成しています。数に限りがありますので、お早めの到着をお待ちしますとともに、学期期間中は秋の連休でもあり、旅程が決まり次第、ホテルやエアーやレンタカーの予約をお勧めいたします。
沖縄で皮膚科学を愉しんでもらおうと、一同、こころよりお待ち申し上げます。
